「心地良く豊かな暮らし」を実現する
衣食住の商材が一堂に集まるライフスタイル展示会
入場区分
商談/一般
利用施設
西1・2ホール
開催期間
2025年09月26日(金)~2025年09月28日(日)
開催時間
9/26 10:00~18:00,
9/27 10:00~17:00,
9/28 10:00~17:00
料金
¥1000 (招待券持参者無料)
(ウェブをご参照ください)
詳細はこちらから
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ハマナスをもっと身近に。想いを込めたおやつ
北海道の大地に初夏の訪れを告げる花、ハマナス。潮風に揺れながら、可憐で鮮やかな花を咲かせます。その花びらにはビタミンCやポリフェノールが豊富に含まれ、美容や健康にもうれしい力を秘めています。 私たちは、このハマナスをもっと身近に、もっと楽しく味わっていただきたい。「花を食べられる」ワクワクを届けたい──その気持ちから、このお菓子の企画は始まりました。 その想いに共鳴し、かたちにしてくださった、神戸「L’epice(レピス)」の大久保たえさん長崎から京都・大阪、フランスを経て神戸へ。レストランやカフェなど、さまざまな食の現場で経験を重ね、いまは「ハーブ」をテーマにしたお店を営みながら、季節の素材をいかしたお菓子や料理をいろいろと手掛けています。 こうして生まれたのが、ROSE BLOOM SAND北海道産の素材で焼き上げたサクサクのクッキーに、甘酸っぱいハマナスジャムを丁寧にサンドしました。ひとくちで、花の華やかさとやさしい酸味、バターの香りが広がり、心がほっとするような時間を運んでくれます。 12個入り・専用缶ケース付き価格:2,160円(税込)📦 11月1日より順次発送スタート※数量限定のため、ご予約での確保をおすすめします。 このお菓子をきっかけに、たくさんの方にハマナスを知っていただけたら──そんな願いを込めてお届けします。 大切な人への贈り物にも、自分への小さなご褒美にも。ぜひ「花を食べるワクワク」を味わっていただければ嬉しいです。
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ハマナスの香りと味わいを楽しむ一日
今回、ロサルゴサとして初めての試みとなる蒸留教室を、神戸 L’epice(レピス)さんにて開催いたしました。アロマやバラにご興味のある方々にお集まりいただき、和やかで有意義なひとときとなりました。 ハマナスの花びらを使った蒸留では、一滴一滴ローズウォーターが流れ出すたびに会場全体にふわっと広がる香りに、「いい香り!」とたくさんのお声をいただきました。初めて蒸留をご覧になった方も、知識はあっても実際の体験は初めてという方も、植物から生まれる香りの瞬間を楽しんでいただけたのではないでしょうか。 そして「日本のバラ」と呼ばれるハマナスを、実際にご覧いただくのも初めての方が多く、この機会に知っていただけたことをとても嬉しく思います。 蒸留を通じて「香り」としてのハマナスを体感した後は、L’epice(レピス)大久保たえさんにご用意いただいた、ハマナスをテーマにした特別なランチプレートをお楽しみいただきました。 🍴ランチプレートの内容🌹 バラのローストポーク香ばしいお肉にカシューナッツのコクとハマナスの酸味。甘酸っぱいジャムでさらに深い味わいに。 さつまいもライスホクホクの甘さとふんわりごはんに、ローズソルトのやさしい塩味が広がります。 北海道産じゃがいものガレット外はカリッ、中はほくほく。ピンク色のローズソルトが彩りを添えます。 フェンネルとビーツとりんごのサラダビーツの甘みとりんごのフレッシュ感、フェンネルの爽やかさで口の中がリフレッシュ。 グリーンローズサラダ新鮮なグリーンに、ほんのりハマナス香るローズソルトを散らして軽やかに。 なすとハマナスのポタージュとろりとなめらかななすにハマナスの酸味をアクセント。後口はすっきり。 デザート:ローズのパンナコッタなめらかにとろける口どけ。いちじくコンポートとハマナスジャムで贅沢な余韻。 花の香り、彩り、食感。「香るハマナス」と「食べるハマナス」、両方を楽しんでいただける一日となりました。 初めての挑戦を温かく見守り、ご参加くださった皆さま、そして心を込めてお料理を手掛けてくださった大久保たえさんに、心より感謝申し上げます。 ロサルゴサでは今後も、神戸や北海道をはじめ、さまざまな場所でハマナスの魅力を五感で楽しんでいただける体験を企画してまいります。次回もぜひ、ご一緒できますように。
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ハマナスが教えてくれること
北海道・浦幌の畑でハマナスを育て始めてから、毎年欠かさず季節ごとの姿を見つめてきました。春のまだ冷たい風の中で芽吹く緑、夏の光を浴びて咲き誇る花、秋にかけての静かな実り。その一つひとつが僕にとっての大切な景色であり、暮らしそのものです。 毎年6月-7月になると、畑一面が鮮やかなピンクに染まり、甘く爽やかな香りが広がります。その光景は、いくら見慣れていても飽きることのない喜びで、「今年もまたこの季節が来た」と胸が高鳴ります。 けれども、2025年の畑は、いつもと違いました。気温の上昇が続き、さらにマイマイガの被害も重なって、花の数は例年に比べてぐっと少なかったのです。畑に立ち尽くし、あの広がりが見られない現実に、正直なところ落胆の気持ちもありました。秋の返り咲きも期待していましたが、今年はそれも望めないまま季節が移ろおうとしています。 自然を相手にしていると、どうしても「思い通りにはならない」という瞬間に出会います。丹精を込めても、天候や虫の影響を完全に避けることはできません。けれども、その厳しさを受けとめることもまた、この仕事の一部であり、自然とともに生きるということなのだと思います。 花が少なかった分、一輪一輪と向き合う時間が増えました。咲いた花を見つめると、その香りは例年よりも濃く、強く、深く心に残りました。数ではなく質に宿る恵み。自然はときに、「今年は数ではなく、一つひとつを大切に感じなさい」と語りかけてくれているようにも思えます。 日本には、四季の移ろいをそのまま受け入れ、その年その年の表情を愛でる文化があります。桜が一瞬で散る姿に儚さと美しさを重ねるように、ハマナスが少なかった一年もまた、その時にしか出会えない物語として心に刻んでおきたい。「順調に咲いた年」も「思うように咲かなかった年」も、すべてが自然から授かった大切な贈り物なのだと感じています。 この経験もまた、rosarugosa の物語の一部です。僕たちはただ花を育てているのではなく、自然と向き合い、その声を聞き、その恵みを暮らしへとつなぐ役割を担っています。そして、その年ごとの学びや気づきを香りや製品に込めて、皆さまへお届けしていくことこそが、僕たちの使命だと思っています。 自然は毎年同じ景色を見せてくれるわけではありません。けれども、そのゆらぎや移ろいがあるからこそ、驚きや感動、そして生きる力を与えてくれます。僕はこれからも、北海道・浦幌の畑でハマナスとともに歩み、自然の声に耳を澄ませながら、その瞬間にしか生まれない恵みを誠実に、丁寧にお届けしていきます。 どうか、この想いも含めてrosarugosaの製品を感じていただけたら嬉しく思います。森 健太
